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1型糖尿病と2型糖尿病


糖尿病には、1型と2型の2種類がある。

  1. インスリン依存型糖尿病(若年型糖尿病)
  2. インスリン非依存性糖尿病(成人型糖尿病)

1型糖尿病(インスリン依存型糖尿病、若年型糖尿病とも)

はしかや水疱瘡、風邪といったウイルス感染がきっかけで発症する。ウイルスによって、すい臓のランゲルハウス島に自己抗体が生じてしまい、これがインスリンの分泌機能を破壊。自力で血糖値をさげられなくなってしまうのだ。

「インスリン依存型糖尿病」とも「若年型糖尿病」とも呼ばれ、その名のとおり、患者は10歳以下の子どもが大半を占めている。

2型糖尿病(インスリン非依存性糖尿病、成人型糖尿病とも)

インスリン過剰分泌を繰り返し、すい臓が疲弊して発症する糖尿病だ。「インスリン非依存性糖尿病」や「成人型糖尿病」ともいい、わが国の糖尿病患者の95%以上を占める生活習慣病だ。

成人後、生活習慣や遺伝が引き金となって発症するケースが多い。

糖尿病そのものはどうということはない。恐いのは合併症だ。腎不全の40%前後は、糖尿病がきっかけで発症する。一度、腎臓病になってしまうと定期的に週平均3回透析が必要となり、QOL(生活の質)に著しい支障をきたす。

足の切断も、めずらしくない。

病院の入院患者わたしは数年前、1か月ほど入院していた。そのときのことだ。

大部屋のはす向かいのベッドにある日、50歳前後の糖尿病の男性が入院してきた。切断した左足の幻肢痛に耐えきれず、救急車を呼んだといっていた。

幻肢痛というのは、切断した足や手がそのまま残っていると脳が錯覚し、強烈な痛みを感じさせるものである。うわさには聞いたことがあったが、大の男が病院のベッドで日に何度もうめき声や悲鳴をあげ、のたうちまわる姿は正視に耐えなかった。

忘れられないのは、そんな目に遭いながらも、彼がベッド脇の戸棚にサンドイッチや菓子パン、コンビニのおにぎりを大量に隠していたことだ。看護師にみつかって大目玉を喰らい、文字どおり ”命より大切な” 炭水化物を没収され、大きな身体をまるめる様子はこっけい以外の何物でもなかったが、命を削ってまで食欲に従順な姿にはあわれみを禁じえなかった。

小麦の中毒性と、炭水化物摂取による食後高血糖&インスリン追加分泌のサイクルがもたらす、満腹と空腹のループにハマっていたのだろう。

糖尿病の合併症に関するMEMO
  • 進行すると、失明、血液透析、足の切断などの障害を引き起こす。
  • 糖尿病の3大合併症は、網膜症、腎症、神経障害。
  • 動脈硬化症も促進され、心筋梗塞や脳梗塞の頻度があがる。
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糖質と糖尿病

1型糖尿病は、すい臓のインスリン分泌機能が衰弱あるいは損なわれているため、インスリン療法(定期的なインスリンの皮下注射)が不可欠だ。

2型糖尿病は、まずはカロリー制限と運動療法で様子見。ただ、これでは悪化がとめられず、投薬療法、ついでインスリン療法へと進んでいくケースは多い。

だが、2型に関しては吉報がある。

海外でも国内でも一部の医師たちがこの数年来、グルテンフリー糖質制限というエポックメーキングな食事療法を用い、薬物療法やインスリン療法から患者を開放するという大きな成果をあげているのだ。

2型糖尿病は、

  1. インスリンの分泌機能自体に問題はないが、炭水化物の食べすぎや肥満などによってインスリン抵抗性が生じたため、血糖値がうまくさがらない。
  2. だから、すい臓がインスリンをさらに過剰分泌する。
  3. やがて、四六時中、インスリンを分泌するようになる。
  4. この悪循環にハマり、ついに本当にインスリン分泌がとまる。

という経過をたどるため、インスリン分泌機能が生きているうちは、インスリン追加分泌を抑える(血糖値を上昇させない)食生活に切り替えれば、難なく進行をとめられるのだそうだ。

実際、血糖値が完全に正常値に戻った、という声も多い。

糖質制限を採用するある病院などは、軽症か中等症の患者はほぼ全員、科学療法なしの食事療法のみで、血糖をコントロールできるようになっているという。また、重症患者の場合も、インスリンの量をかなり抑えこめるのだそうだ。

こうした治療を採用している医師の多くが、みずから糖尿病の克服経験をもつ、というのも、糖尿人たちにとっては心強い点だろう。

photo credit: Skley via photopin cc



ぼろぼろの身体を再建すべく、あらゆる健康術を試し歩き、最期に辿り着いたのがグルテンフリーと糖質制限だった。おかげで、毎日1時間のロードワークに出掛け、毎食、肉ばかり喰らっているが、不整脈ひとつ顔をださなくなった。そんな男が実体験と知見をつづっているブログ。相方は、グルテンフリーダイエットを実践中。

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