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糖質制限がなぜいま、注目を浴びるのか?


世界中の人間が主食としてモリモリ食べている炭水化物を、体に悪いから食べてはいけない、病気になるゾ、とかなんとかいっていると、コイツ、パラノイア(迫害妄想)なんじゃないか、と思う人もいるかもしれない。盆休みに田舎へ帰省して、白米を食べるのをやめた、と宣言したら、わたしの両親は白目をむいた。

だが、炭水化物中心の食生活は、ホモ・サピエンスとは相性が悪い。このことは、人類史をさっと振り返るだけでも腑に落ちる。われわれのエネルギー代謝システムが、ブドウ糖でなく、脂質を第一エネルギーとして利用するようにできているのがその証拠だ。

炭水化物をやめるべき理由はほかに2つある。

糖質の質が変化したから、というのが1点目。もう1点は、現代人の運動量が昔とはまるでちがう、ということである。

糖質制限が必要な理由を描いたイラスト

イラストにあるように、現代の精製穀物や品種改良小麦には、異常な血糖値上昇作用がある。現代人はこうした穀類を昔より多く食べている。にもかかわらず、筋肉労働は減る一方なのだ。余分なカロリーをしっかりと燃焼しきることができなくなっている。

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MEMO
精製白米と糖尿病の関連、明らかに
  • 国立がんセンターの研究で、ごはん摂取量と糖尿病リスクの関係が判明。
  • 45~74歳の男女約6万人を5年間追跡調査。
  • 結果、1日お茶碗1杯の人より、2杯の人は1.15倍、3杯は1.48倍、4杯は1.65倍とリスクが上昇していた。
  • なお、筋肉労働や激しいスポーツを1日1時間以上する人には、精製白米による糖尿病のリスク上昇はなかった。

(American Journal of Clinical Nutrition 2010年92巻1468-77ページ

しかも、冒頭で書いたように炭水化物からブドウ糖を生成するエネルギー代謝システムは、人間のメインエンジンではない。あくまで補助動力装置だ。人類の歴史をいくら振り返っても、サブエンジンをいまほどフル稼働させたことはなかった。

これが、われわれ現代人が抱える、あらゆる生活習慣病、不定愁訴の最たる原因となつている。

ヒトの体は、現代のような血糖値の急上昇と急降下に耐えられるようにできていない。だから、血糖値をできるかぎり安定させる、ということが、健康の維持と増進に直結するワケである。

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1億総「耐糖能異常」の時代が到来

読者諸兄のなかには、

「主治医からそんな話ひとことも聞いたことないワイ。そんなことで長年患っている糖尿病が治っちまったら世話ないワイ」

と考える向きもあるだろう。しかし、当の先生は、

「こんなことで治っちまったら、世の中医者いらずになって困るワイ」

と考えているかもしれない。

ところで、精製穀類や品種改良小麦などでなく、ひと昔前の日本人が食べていたような玄米や芋類、あるいは蕎麦ならどうなの? 問題ないんじゃないの、という声もある。

たしかに、玄米は白米ほど血糖値をあげない。白米のGI値は75だが、玄米はGI値66だ。といっても、砂糖のGI値は59だから、それなりに高い。米にくらべると、蕎麦はGI値59、サツマイモはGI値44なので、大量かつ頻繁に食べなければ、さほど問題はないと思われる。

ただし、条件がある。耐糖能異常(ブドウ糖代謝障害)におちいっていなければ、の話だ。耐糖能異常というのは、ブドウ糖を体がうまく処理(代謝)できない状態のこと。食後高血糖やインスリン過剰分泌による糖代謝の乱れがつづくと、やがてだれでも耐糖能異常を引き起こす。

食後血糖値の差のグラフこのため、精製炭水化物や品種改良小麦を毎日せっせと食べている現代人のほとんどが、程度の差こそあれ、耐糖能異常を抱えているといわれる。耐糖能異常が亢進すると、糖尿病の直接原因であるインスリン抵抗性を引き起こす。

耐糖能異常を生じている場合、空腹時の血糖値には異常がないのに食後血糖だけが跳ねあがる。たとえGI値の低い穀類や芋類であっても、身体は大きなダメージを受けてしまう。

自分が耐糖能異常かどうかは、病院で食後血糖値をはかってもらえばすぐわかる。薬局やネット通販では、血糖値測定器も手に入る。

食後2時間の正常な血糖値は140mg/dl未満。この数字がひとつの目安だ。

【イラスト内テキスト】糖質の質が変化! 炭水化物を精製するようになった。吸収効率が飛躍的にあがった。食べると、血糖値が異常に上昇。小麦が品種改良された。20世紀後半の品種改良で、小麦が変化。吸収率がとんでもなく上昇した! 食べると、血糖値が破壊的に上昇。血糖にこれほどのインパクトを与える食品は、昔は存在しなかった。運動量が極端に減った!
ホワイトカラーが増え、デスクワーク中心に。現代人の運動量は、戦前の日本人の10分の1。余分なカロリーを使うための運動量が激減。エネルギー摂取と消費のバランスが保てなくなっている。糖尿病、メタボ、動脈硬化、心疾患、高血圧、肝臓病、腎臓病、アトピー性皮膚炎、ぜんそく、リウマチ、痛風、アルツハイマー、うつ病……生活習慣病の原因。



ぼろぼろの身体を再建すべく、あらゆる健康術を試し歩き、最期に辿り着いたのがグルテンフリーと糖質制限だった。おかげで、毎日1時間のロードワークに出掛け、毎食、肉ばかり喰らっているが、不整脈ひとつ顔をださなくなった。そんな男が実体験と知見をつづっているブログ。相方は、グルテンフリーダイエットを実践中。

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カテゴリー: 万病を治す糖質制限

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グルテンフリーロゴグルテンフリーと糖質制限で息を吹き返した管理人が、無数の書物などを読みあさり、自分のためにまとめたノートを、だれかの役に立つかもと思い、ブログへ転記。管理人自身の体験や知見が満載。情報の確度には細心の注意を払っているが、あくまで自己責任での利用をお願いする。

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